本年度最後のコラムに成ると思います。最後は少しカッコよく締めくくりたいものだと思ったのですが・・・無理なようです。


12月も押し迫りカナダ、アメリカ、オーストラリアなどから続々と留学生が帰国し、連絡をくれます。
日本に居る間は遊んで暮らすのか?と思いきや「バイトが忙しいのでなかなか会いにいけません。」という事です。こんな言葉を聴いてホッとしております。外国で生活をしなくてはいけないという現実と自分たちの夢に向かってシッカリと現在を見据えて“少しでも親の負担を軽くしよう。”と考えているようです。
留学生たちに会うと必ず今の悩み、この先のこと等を相談してきます。最初のうちは「語学学校が難しい。」と言っていた人達が「語学学校が終了したら大学かカレッジか専門学校か」と悩み始めます。大学かカレッジに入学を決定した人たちは「専攻は何にしようと?」と成ります。専攻を決める場合は将来に関わってきます。ですからとても長い間悩みます。この悩んでいる間にも相談が来ます。その時必ず彼らに言う言葉は「自分が一番何をやりたいのか、今何を学びたいのか、その学ぶものが将来の生活に関わらなくてもいいから、学びたい物は何か?から考えなさい。自分の夢を描きなさい。」と返事をします。
この一連の流れを何人となく見てきた私が思うことは、「夢は止まらない。」という事です。
留学前に「私は英語が話せるようになればいいです。」「僕は外国で暮す事がして見たいです。」などなど。このような夢が海外で学ぶ事によって自分たちの中で少しづつ進化し、その進化に一生懸命自分自身の能力を追いつかせ、追い越そうとしている姿にと変化していきます。
私の娘もそうでした。高校留学の時は「海洋学の勉強をしたいからカナダへ行きます。」と言い切っていたのですが、現在は“色”の勉強をしております。学ぶものが変わって少し気が咎めている娘に「何を学んでも何をしてもいい。ただ、夢は見続けて欲しい。夢を持ち続ければどんな時でも人は我慢が出来るし、歩いて行けれるから。」と答えました。
留学生達が帰国する度に気づく事は“人間”として少しづつカッコよくなっていることです。
今の日本は夢を見ることが出来ない国に成ってきているのかもしれません。高校生の人たちが留学の相談に来ます。でも、彼らは夢を持っていない人がとても多いのです。
留学という事を夢としているなら、それはそれで素敵な夢です。でも、その夢を叶えた後はどうされますか?皆さん留学することを夢見ているなら、留学後は次の夢を探してください。そして、次の夢が叶ったらまた、次の夢・・・と。どうか自分自身を進化させてください。


こんな私ですが今でも夢は持っているのですよ。そして、それに向かって毎日一生懸命に生きているんです。
本年はこのコラムをお読み頂き有難うございました。“来年は何を書こう?”と考えて新年を迎えそうです。どうか来年もよろしくお願いします。Kazu


2004年12月 執筆
注)ブログシステム移動の為、過去の記事を転記