留学昔ばなし 8

夢を追いかけていた私が居た!

高校も3年生になりますと同級生たちは進学か?就職か?と悩み始めました。

今の時代と違い進学校でも文系、理系、国立、私立難関校などに分かれてはおらず、ましてまだまだ卒業後は就職を希望する方もクラス3分の1は居た時代でしたので、クラスの中でも進学組と就職組では日々の暮らしが異なっておりました。

いつもお話しているように、留学はとても遠い出来事の時代でしたので「海外で暮らしたい」と思っている私も「さて、どこの大学へ進学しようか?」と悩みました。しかし、家庭事情もありまして親からの条件は「お金のかからない学校」でした。

色々な先輩に相談しますと「外国語を勉強したければ大都会へ行くべきです」と言われ東京か大阪か京都か?と夏休みが終わるころまでは悩みました。この時京都の地名が出てきたのは海外からお見えになる旅行者は現代のように秋葉原で買い物、田舎暮らし体験、登山などの目的があるのでは無く、東京と京都で観光をすることが主目的でしたので、京都で暮らせば海外からの観光客に会うことができ、英語を話す機会も沢山あるだろうと考えたからです。そこで京都の外国語学部のある大学進学を希望しましたが授業料の関係で断念をするしかありませんでした。大阪には馴染みが無く結局は東京の授業料が安い大学への進学となりました。しかし、夏休みになりここまでやってきた生徒会や行事の委員が終わり自分を振り返る余裕が出来て振り返ったところ「勉強をしていない!」と気が付きました。

「どうしよう、どうしよう?え~~い、もう勉しか無い」で、残る6か月はひたすら学校と自宅の往復で勉強だけしました。もちろん予備校なるものはわが町には存在していませんでしたので自力勉強でした。

この時自分なりに死ぬほど勉強をしたつもりでしたが、留学をしてからはこの時の勉強が「あの時の勉強は何だったのか!」今までの人生の中でカナダ時代を振り返りますと、学生として学んでいた時期であれほど勉強をした時は有りませんでしたね。

ゼロからの留学!誰一人助けてくれる人も居ず、カナダのことも何も知らず、全てが手探りで、全てが未体験の出来事ばかりで自分が置かれている立場を見てみる余裕もなく、考える余裕も有りませんでしたが苦しいと感じたことは一度として在りませんでした。とにかく前を向いて進むだけでした。

でも、大学進学の勉強中はこれほど苦しい時は無いと思いました。その時期を乗り越え何とか大学進学を果たすことが出来ました。しかし、これも自分の夢に向かう単なる通過点でしかなかったのです。

夢を持ち、自分のやりたいことが有ると言うことは人間を強くしてくれます。社会に出て夢に向かうだけの人生とは違うことをしなければならない時もあります。しかし、そんな事には負けないのですよ、強くなっているのですよ。「頑張れ私」です