夢を追いかけていた私が居た!

 

羽田空港の銀行で両替したのが日本円で10万円、アメリカドルで400ドルは無かったと思います。正確な金額を知ったのはカナダに到着後、数日たち口座を開くため銀行へホストマザーに連れて行ってもらった時でした。それと、この頃はカナダドルとアメリカドルの違いは殆どなく、日本から持ってきたアメリカドルの金額とほぼ同じ金額が初めてのカナダの通帳に手書きで記載されました。

飛行機の出発の時間となり、日本としばしの別れ、見送りに来てくれた友人達とも別れ機内へと進みました。

いよいよ出発です。その時の感情を書いたメモが有りますが、未成年の子供だった時の寂しいような、怖いような、夢を叶えるワクワク感と言うような文章です。

飛行機は午後7時の出発時間でしたが、書いた文章を見ますと

「4月18日、PM10時55分 いまだ出発せず。とても複雑な心境。」

「4月18日、PM 11時15分 無事離陸、一路ロスへ」

「行きたいような行きたくないような感じ!」

今は飛行機に乗ることはとても簡単で海外が近く感じますが、この時代の私には海外、カナダはとても遠いものでした。最初にも書きましたが、すぐに帰国できる時代では有りません。「日本に帰ることが出来るのだろうか?」という不安もありました。この不安はカナダがとても遠いと言うことだけではなく、帰り方が分からないという不安でした。