夢を追いかけていた私が居た

 

国際線どころか生まれた初めて飛行機に乗ったのはこの時でした

航空機の機械的なことにしても航空機内にしても飛行機の事は全く知りませんでした。

誰かに「飛行機では靴を脱ぐのですよ」と言われれば脱いでいたでしょうし「機内ではジュース一杯が100円です」と言われれば支払っていたでしょう。とにかくそれだけ何も知らなかったのです。

機内で映画を見た記憶が有りませんし、周囲の方たちが見ていた記憶もありませんので、あの頃は機内で映画が上映されていたのかどうかは確かでは有りません。覚えているのは座席が3席→通路→3席で私は左側の通路席でした。夕食は牛ヒレのステーキで、この頃の機内食は豪華でした。でも、世の中が裕福な時代ではなかったので機内食のステーキが豪華だと思ったのかもしれません。飲み物を尋ねられた時はどのような飲み物が有るのかも知らないので周囲の方たちを見て知っている「オレンジジュース」を頼みましたが、このオレンジジュースの味には驚きでした。それはとても濃いのです。それまで飲んでいたジュースはオレンジドリンクと言うもので、ドリンクと呼ぶかジュースと呼ぶかで中身が違うと言うことをカナダに行ってから知りました。

近頃のエコノミークラスの食事はコストの関係なのか年々悪くなって行きますね。10年ほど前までは日本を出発と到着する便はどこの飛行機会社でもメインの料理に海苔巻きと蕎麦は必ず付いていました。近頃では稀に蕎麦が付いていますが寿司類を見ることは有りません。ましてやステーキ類が提供されることは有りません。我が国の飛行機会社に至ってはカレーライスか親子どんぶり、店で食べる味とはかなり異なったモスバーガー等です。

初めて乗られる方はかつての機内食をご存じないので気にならないのかもしれません。カレーライスが機内食として出るようになったのは20年ほど前です。その後、あれよあれよと言う内に親子丼、カツ丼まで始まりました。

少し前のテレビの宣伝で「ビーフ オアー フィッシュ?」と機内食を尋ねる物が有りましたが、現在の機内食ではこの文句は訊かれたとしても炒め物にビーフが入っているか魚が入っているかの違いに成りました。近頃の機内食にデザートのケーキ類が付かなくなりました。付いているのはフルーツになってきています。

ハワイ経由のためハワイに到着する前に朝食となりました。朝食はオムレツかウィンナーで私はウィンナーを注文しましたが、このウィンナーにも驚かされました。朝食のウィンナーはとても大きくて1本でお皿がいっぱいに成っておりました。私がそれまで食べていたものは外側が赤い色のウィンナーで大きさも親指ほどでした。もちろん輸入物にはとても大きな物は有ったのでしょうがその時まで見たことも食べたことも有りませんでした。

こんなことでさえ夢への第一歩だったのです