夢を追いかけている私が居た!

 

バンフ到着後3日目ぐらいだと思います。

家から3分も歩けばバンフストリートに出ることが出来ます。子供達がバンフストリートを案内してくれるとのことで出かけて行きました。

この当時、信号はマウントロイヤルホテルの四つ角しかありませんでした。

信号が無いところを渡ろうとしても車は絶対に止まってくれますし、反対側に渡り終えるまで止まってくれていました。

子供達とマウントロイヤルホテルの前で信号待ちをしているときです。「日本の方ですか?」と日本語で声が聞こえました。

この当時、日本人は私と星野さんと言うプロスキーヤーを目指して来ている方しかおりませんでしたので日本語が聞こえてくることは絶対になかったのです。もちろんこの時点では星野さんにお会いしていないので日本人は私一人だと思っておりました。

振り返ると日本人のカップルで、新婚旅行でバンフにお見えになりロッキー山脈の観光をすると言う事でした。

この時話しかけてきたのはピザ屋を探しているが「ピザ」と言う英語が通じなくて困っているとのことでした。そこで子供たちにピザ屋の場所を訊いたのですが、私のピザの発音も通じませんでした。この時はショックでしたが、日本に居る時にピザを食べたことがありませんでしたので通じないことに妙に納得してしまいました。

その後、数回ピザを連呼してなんとか想像してくれたようでやっと通じました。同時に正しいピザの発音を教えてくれました。

ピザ屋は今いる場所から家に帰る途中に有りました。今は飲みながらピーナッツを食べその皮を床に捨てるバーに成っております。隣はコインランドリーだったと思います。

「一緒にピザを食べに行かない?」と誘われましたが子供たちを置いていくわけにもいかないし、少しすると夕食でしたのでお断りしました。もしこの時ピザを食べていたら人生で初めてピザを食べたことになります。

この時、発音は如何に大切なものであるのかが何と無くわかりました。これから後、色々な場面で発音がいかに大切かを嫌と言うほど知っていきました。