夢を追いかけている私が!

 

7月に入ったある日、学校帰りにバンフ大通りを歩いていた時の事です「すみません」と言う日本語が後ろから聞こえました。続いて「日本の方ですか?」と聞こえました。

振り向きながら「はいそうです」と答えていました。

日本の男性が2人、自転車を引きながら立っていました。

「観光ですか?」と話しかけられ「ここの学校に行っております。そちらこそ観光ですか?」

と話を始めた記憶が有ります。この方たちは中央大学の山岳部の方でバンフ周辺の山に登りに来ているとのことでした。山に登りに来ているにしては自転車を持っていらっしゃったので、それに関して尋ねると「日本のブリジストンがここまで来るためのスポンサーで、ここからロッキー山脈を自転車で南下しロサンゼルスまで行かなければならないのです。この自転車はロサンゼルスの自転車店に飾られます。」とのことでした。

タンヌルマウンテンのキャンプ場でキャンプをしながら山に登っているとのことでしたが、数日したらロサンゼルスへ向けて去っていくとのことでした。

お会いした次の日キャンプ場まで自転車で行き、お昼ご飯をご一緒することにしました。中央大学の方と

キャンプ用の調理器具でレトルトカレーとピザをご馳走していただき、久しぶりのカレーライスがとても美味しかったことを覚えております。

明後日には自転車で此処を出て行くので重たい登山道具を処分しなければならなくて路上に座り売り払ったそうです。そして、登山用の手袋が残ったとかで頂きました。また、日本から持ってきた粉の醤油、粉の味噌などもいただいたのですが、この頃の日本には永谷園のお吸い物は有ったのですがインスタント味噌汁は無く、初めての粉の醤油や味噌に驚きました。そうそう、漫画本も置いて行ってくれました。

彼らは殆ど英語を話すことが出来ません。ロサンゼルスまでの何千キロを自転車で行くのは大変な事だろうと思いましたが、帰国後彼らにお会いするチャンスがあり、ロサンゼルスまでの武勇伝を聞かせていただきました。そして、自転車も「ロッキー山脈を走破した自転車!」と言うタイトルでお店に飾られた様です。

そして、この時に頂いた漫画はその後北米大陸に居るいろいろな人の手に渡り皆さんが楽しまれたようです。