夢を追いかけている私が居た!

 

学校から帰り、掃除や洗濯物をたたむとかの手伝いで私がやることも終わり暇が出来ると家の前の道を渡りボウリバーへ行き、散歩をしたりベンチに座って宿題をしたり、ボーっとしたりと自分だけの時間を過ごすのが好きでした。

結構たくさんの方たちが散歩をしており、知らない人たちとお話をするのも楽しい時間でした。そんな時間の中で知らなかった英語も覚えることが出来ました

この頃は今の様に夏でも観光用のボートレンタルは有りませんでしたので大きな鮭や魚が泳いでいるのを見ることも楽しかったです。

以前にも書きましたが、ここに居ない時には今の観光局周辺の広場で辞書を片手に勉強をしておりました。

丁度この頃よく行く市の図書館で午後2時頃からお茶の会が在ることを知りました。

50セントを支払いますと紅茶とクッキー2枚が付いてきます。そして、周りの方たちと楽しくお話をして過ごします。私は50セントを払って毎日行くことはできません。本当は毎日でも行きたいのですが1週間の内4回だか5回ある会に出ますと2ドル以上かかります。1か月で8ドルを支払うことが出来ませんでしたので週に2回程にしました。

ここに来られる方たちはお年寄りが多くて話題がとても豊富なのです。現代の事ばかりでは無く時の流れを感じるお話が多くてとても楽しい時間でした。

お茶会が終わると二階に上がり色々な本を読むのも楽しい時間でした。この図書館で日本に関する本を見つけた時は嬉しい反面ガッカリしました。日本に関する本は図書館の片隅に申し訳ないように収納されておりましたし、その内容はその時代の日本を書いているにもかかわらず日本の昔の生活が書かれておりました。例えば日本女性はいつでも着物を着ています。載っている写真は富士山と神社仏閣。食事はすき焼きと天麩羅。車が走り新幹線が主流の移動手段と言う内容は見られませんでした。

この留学中たくさんのカナダやアメリカの人たちから訊かれたのは「日本の家は紙と木と土でできているのですか?」「日本の人たちは床に何か敷いて寝るのですか?」と言うものでした。まだまだ日本に関する情報はごく僅かしかありませんでした。

そう言えば「日本は何処にあるか知っていますか?」と同じ年齢ぐらいの友達に地図を出して尋ねたことが有ります。何人もの人たちに訊きましたが、全員が日本では無くタイ、シンガポール、インド辺りを指す人たちばかりでした。

もっとも私自身カナダに来るまでは、カナダが何所に在るのかは知っていましたが、カナダの事を何も知りませんでしたのでカナダの人たちが何も知らないのは当然の事だったのでしょう。