夢を追いかけている私が居る!

 

バンフのフレーム家に行った当初、カナダの食事事情や日常的に家事をどうするのか情報が何も無い時で分かりませんでした。しかし、ピンチャクリークのフリッツ家に引っ越してからはある程度のカナダでの家事事情は分かっていましたので、フリッツ家のやり方を覚えるのは簡単でした。

例えば、バンフに到着したばかりの頃ですが、夕食を私が作ることになりました。

この頃のカナダは温度が華氏で車の速さや距離はマイルで、重さはポンドでした。この表記は私が居る時に途中で日本と同じものに変更になりましたが。

夕食を作ることになった私は、日本で覚えたてのミートローフを作ることにしました。これなら日本食ではありませんのでフレームの人たちにも受け入れられると思ったからです。

材料を準備し、ミートローフのネタを作り、さてオーブンに入れるだけとなった時点で

温度設定をしようとオーブンを見て、メモリの数字が高すぎることに驚きました。

オーブンのメモリ表記は華氏だったのです。

カナダでは華氏が使用されていることなど全く知りませんでした。と言うよりも重さや距離の表記も日本とは全然違うものが有ること自体を知りませんでした。恐らく中学生の頃世界には色々な表記の仕方が有ることを学んでいたのでしょうが、私には関係ないものとして覚えなかったと思われます。

この頃の私はこんな基本的な知識も有りませんでした。

華氏と摂氏の違いを教えてくれる人は居ません。今の時代の様にグーグル先生に訊くことも出来ません。そこで英和辞典で華氏(fahrenheit)を調べると摂氏との違いが載っていました。F=C×9÷5+32という公式で計算しました。

これでやっとオーブンの温度調節ができ、ミートローフを焼くことが出来ましたが、時間の設定ができずにミートローフは中まで完全に焼けていませんでしたのでスライスをしてフライパンで火を通して食べました。

これを書いていて思い出しましたが、こんなに昔でもカナダではコンロ(stove)が電気コンロで大学時代にアパートで鍋料理をする時には小さな電気コンロを使用していましたが、カナダの家庭では何処もコンロは電気だったことに驚きました。

因みにこの時代アメリカでは殆どがガスコンロでした。

フレームのお母さんはホテル業が忙しく、あまりご飯を作ることに力を入れておりませんでした。しかし、フリッツのお母さんは毎晩デザートまで作るような方でしたので、私はデザート作りをたくさん覚えることが出来ました。